21世紀の在宅ケアを切り拓く
ほうもん看護
財)日本訪問看護振興財団
在宅ケア活動紹介

茨城県結城市
介護老人保健施設「生きいき倶楽部」

医療依存度の高い患者を

ショートステイで適切に支援

 医療法人喜望会が運営する介護老人保健施設「生きいき倶楽部」(茨城県結城市)は、50床のうち3〜4床をショートステイ用に確保している。100床規模の施設でも、2、3床の確保がやっとという現状からすれば、かなりのカの入れようだ。最寄り駅から車でおよそ10分という立地のため、デイケアやショートステイ利相者の送迎は必須で、3〜4台のバスを何往復もさせているという。
同法人は、「医療は患者を幸せにするもの」という太田秀樹理事長の信念のもと、訪問医療、訪問看護、訪問リハビリ、訪問栄養指導など、在宅ケアに必要な医療サービスを提供している。太田理事長は「同法人は在宅がメインなので、こうした受け皿は不可欠。在宅ケアがうまくいっているのはこの施設があるおかげです」と話す。

看護師が施設を定期的に訪問

「生きいき倶楽部」の開設は一九九八年。ショートステイ利用者のほとんどは氏が日頃訪問している患者で、在宅ケアに計画的に組み込んでいる。また、同施設は、胃痩や気管切開がある患者など、他施設では断られてしまうような医療依存度の高い人も積極的に受け入れてきた。内科、外科、整形外科の専門医が4人常勤しているため、「手術以外なら、大抵の症状に対応できる」(太田氏)のが強みだ。
緊急時のショートステイは受け入れ施設が少ないと言われているが、同施設は空きがあれば対応する方針をとる。
今年4月からは、法人内の2つの訪問看粛護ステーションから看護師が当番制で施設を訪れ、患者を継続的に見守るシステムを取り入れた。太田氏は、「利用者の一番詳しい情報を持っているのは訪問看護師。文書だけでは伝えきれない日常の機微を伝えてもらうようにしています」とその意義を説明する。

在宅サービス一本化で
高まる利用者ニーズ

 これまでショートステイには利用可能日数が定められてきたが、今年1月から在宅サービスが一本化され、支給限度枠内ならば自由にサービスを選択できるようになった。相談窓口を担当する社会福祉士の手塚希さんは「問い合わせ
件数が、昨年前半と比べると2〜3倍に増えました」とショートステイへのニーズの高さを実感しているという。
太田氏は、「脱水症状や低栄養、薬物の多剤・大量長期投与といった在宅療養で生じる問題は早め早めに適切な対応をすれば回復が可能」と、在宅ケアにおけるショートステイの重要性を強調。看護師7人、ケアワーカー24人という手厚いスタッフを擁し、病院並み
の質の高い医療を提供している現状では、これ以上ショートステイ枠を増やすことは経営的に容易ではないが、理想としては「50床当たり20%は確保したい」という。

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