医学書院
訪問看護と介護 2005.9.15発行

リフレッシュのすすめ 9
卓球で爽快!

わくわく訪問看護ステーションおやま
北野光子

卓球で爽快!

わくわく訪問看護ステーションおやま           北野光枝

わが家に訪れた卓球ブーム
卓球の「愛ちゃん」こと福原愛といえば,いまや知らない人はいないほど? の国民的アイドルとなった卓球少女だ。その「愛ちゃん」に影響を受けたわけではないが,わが家ではいま「卓球ブーム」になっている。昨年中学生になった双子の息子たちが揃って卓球部に入ったのだ。車庫に置いてある,以前通販で買った卓球台がいまや大活躍! おかげで私の愛車スパシオは車庫から出され,ホコリと近所の猫の足マークがすっかりおなじみになっている(トホホ‥‥‥)。
結婚後十数年は運動する気持ちの余裕も時間もなく,年ばかり重ねてしまい,下半身についてしまったお肉を,「落とすより隠す」ほうに気を回してきたお年頃の私。訪問先の玄関前まで車を乗り付け,近所のスーパーさえ歩いて行ったことはなく,年に一度の定期検診でも中性脂肪の値を気にしているのだから,適度な運動が必要なのは,いうまでもない。

息子と触れ合える貴重なひととき
休日,息子が「お母さん,ヒマ?」と聞いてくるのは,「練習相手になって」という合図。しかしどうみても私は,掃除,洗濯,食事の用意と片付けで,ヒマではない。正直言って仕事の日より忙しいのだ。それでも,練習相手を望まれるのはちょっとウレシイ。なにしろ息子たちは最近ろくに口をきかなくなって,話しかけてもほとんど会話は続かない。まとわりついてうるさかった時代が恋しくなるほど,距離は離れていくばかり。いまでは子どもと一緒に卓球をしている時間が,ささやかな,私の癒されるひとときなのだ。
家事を適当に(ほんとにテキトーに)すませて,「30分だけね〜」と,最初はもったいつけて相手になるのだが,「あと少しあと少し」とこちらのほうが食い下がり,気がつくと1時間なんてあっという間に過ぎてしまう。
最初は基本もルールも知らずにただピンポン球をラケットに当て,相手のコートに入れるだけしかできなかった私が,子どもに指導を受けているうちにスマッシュが入るようになった。「お母さんやるじゃん!」なんて言われていい気分になる。できないことができるようになるのは,いくつになっても爽快だ。爽快? すなわちリフレッシュ?・‥・‥ということは,いまの私は,卓球でちゃんとリフレッシュできているんだわ。実はこの原稿を書くまで認識していなかった(ちょっぴり感謝)。
卓球に対するそれまでの私のイメージは,「地味」「暗い」「温泉卓球」などなど。卓球を知らない人は,おそらく同じようなイメージを持っていると思う。でも実際にやってみると「スピード」「集中力」「反射神経」と結構ハードである。今後の老化防止にも役立
ちそうだ。
夫も一緒に,ときにはダブルスの練習をすることもあり,いまや卓球は家族の接点とも言えるかけがえのないスポーツとなった。おばあちゃんを相手にするときは,子どもたちもそれなりに手加減をして,合わせようとしているようだ。どうしたら相手も楽しめるのかということを,いつのまにか心得ているのも,卓球のおかげかと感心している。
私たち夫婦は子どもに卓球を教えることはできないが,親に教えることで普段とは違う生き生きとした子どもの表情を見ることができる。それがまた楽しい。いつまで練習相手ができるかわからないが,これからも少しずつ技術をマスターし,卓球でリフレッシュしていきたいと思う。

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